桜の便りが届く季節となりました。福岡では21日に桜の開花が発表され、1週間から10日ぐらいで満開とのことです。お花見の季節ですね。
春は、植物が芽吹き、地中からさまざまな虫たちが顔をだし、動物も虫も活発に動き出す季節です。生命力や新しい「陽の気」が満ちています。
味噌には、160 種類以上の微生物が生きているといわれています。
みその材料は、大豆・こうじ・塩のみとシンプルですが、発酵の過程で
その家に棲む菌の影響を受けるため、作る家によって風味が異なります。
最近の研究で、みそには、抗酸化物質が含まれ、病気や老化の原因となる活性酸素を消去して
くれる、さらには抗がん作用も期待できることがわかってきました。
江戸時代のことわざに「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」
昔からよく飲まれている甘酒ですが、昨今注目が集まり、「飲む点滴」や「飲む美容液」と称されています。江戸時代には、栄養ドリンク代わりに、夏は冷やして、冬は温めて1年中飲まれていたようです。
テレビでは、「あなたのかぜは、どこから」・・・と、「かぜの症状」に合せたかぜ薬の CMが流れる季節となりました。一方では、「かぜのすべての諸症状」にという説明の 「総合感冒薬」のCMもあります。「いったいどれを選べばいいのかわからない」と いうことはないでしょうか?
冬になるとドラッグストアに山積みされる葛根湯はかぜ薬の定番ですが、漢方のかぜ薬といえば葛根湯と思っていませんか?
葛根湯はひきはじめのかぜによく効く処方です。体力があって、かぜの初期に、
寒から立春までが「寒の内」で、この期間にくんだ水を「寒の水」と言います。古来、水がもつ本来のエネルギーや浄化の力が最もみなぎっていて、腐らないと考えられ、みそや日本酒など発酵食品の仕込みに使われてきました。