お氣楽だより
肩こりは血(けつ)のめぐりが悪くなると起こる 漢方の話
肩こりの原因は、血のめぐりが悪い、血が少ない、ストレス、眼精疲労など、さまざまです。
寒さが厳しいこの季節、肩がこわばり、肩こりがひどくなる方も多いです。
漢方には、「不通則痛(ふつうそくつう)」といって、「通ぜざればすなわち痛む」という言葉があります。漢方では、人のカラダは、「気」・「血」・「水」の3つで構成されていると考えられ、「気」・「血」・「水」のバランスが取れている状態は、心身ともに健康です。「気」・「血」・「水」のめぐりが滞ることにより「痛み」が生じると捉えます。
肩こりも、「気」や「血」のめぐりが滞り、血行不良により起こると漢方では考えます。
精神的なストレスや不規則な生活、食事などにより「気」のめぐりが悪くなったり、冷え、ストレス、過労、食事などにより「血」のめぐりが悪くなって起こったりします。
また、目を使い過ぎると、血を消耗するので、血の流れに勢いがなくなり、血流が悪くなります。
偏食や暴飲暴食ですと、体内に不要なものがたまりやすく、血もドロドロになって流れにくくなります。冷えることにより、筋肉が収縮して血流が悪くなることもあります。
このように血のめぐりが悪くなると痛みが生じ、肩で血のめぐりが悪くなると、肩こりになります。
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