頭痛、めまい、倦怠感などの症状が出現。これって熱中症?
今年は梅雨入りも早く、熱中症のニュースを耳にすることが多くなりました。
先日、車を運転後に、ひどい頭痛、めまい、からだがだるくてどうしようもないなどの症状が出て、ちょっとおかしいな、もしかして熱中症?と思うことがありました。塩分や水分を摂ってもあまり回復せず・・・。やはり熱中症かと思い、漢方薬を1包飲みました。すると、少しずつ回復し、だいぶ元気になり、夕方にもう1包。次の日には、すっかりよくなり、漢方薬の力に助けられた出来事でした。
このことを振り返りますと、実は車のエアコンが故障していて、夏日の中、渋滞にはまり、エアコンなしの状態で3時間。その上、朝ごはんをきちんと食べていなかったのと、まだ暑さに慣れていなかったというのが、原因かと思います。もう少し早い段階で、漢方薬を服用できれば、もう少ししんどさが違ったかなと、今では漢方薬を1包、カバンの中に忍ばせています。
熱中症対策の漢方薬「生脈散」
さて、このとき使った漢方薬は、生脈散(しょうみゃくさん)です。名の通り、弱くなった脈を回復させる漢方薬です。夏の暑さで弱った脈(血流)を安定させる効果があるといわれています。中国の病院では、熱中症や夏バテに点滴として使用されております。
漢方薬というと、長く飲んで効くというイメージが強いですが、この漢方薬は即効性も期待できます。
炎天下での作業やスポーツをされる方の常備薬としても
炎天下での作業やスポーツをされる方が、大量発汗後の疲労回復を目的として、生脈散を服用すると、疲れを最小限に抑えることができます。
また、お仕事で外回りが多い方や外出や旅行などで移動が続くと、疲れて食欲や元気がなくなってしまう方の常備薬としても重宝されています。
これから暑くなる季節に、ぜひおうちの常備薬として、ご準備くださいませ。
熱中症対策の漢方薬を常備薬に
炎天下での作業やスポーツをされる方、お仕事で外回りや外出・旅行など移動が続く方、熱中症が心配な方など、当薬局では漢方専門の薬剤師がおひとりおひとりから丁寧にお話をうかがい、ベストの漢方薬を処方しています。ご相談くださいませ。