テレビでは、「あなたのかぜは、どこから」・・・と、「かぜの症状」に合せたかぜ薬のCMが流れる季節となりました。一方では、「かぜのすべての諸症状」にという説明の「総合感冒薬」のCMもあります。「いったいどれを選べばいいのかわからない」ということはないでしょうか?
かぜは漢方の得意分野のひとつ。
西洋薬は熱を下げる、せきをおさえる、鼻水を止めるなどの対症療法が主ですが、漢方薬は、からだが本来もっている抵抗力を高めて、かぜを治すことに重点をおいています。
ひきはじめやこじれたかぜなど、かぜの時期や同じウィルスによるかぜでも体質やからだの反応が異なるので、それらに合った漢方薬を選ぶことが大切です。
特に高齢者のかぜは体力が低下して起こることが多いので、漢方薬が力を発揮します。