秋は空気が乾燥しやすい季節。乾燥の影響を受けやすい臓器は「肺」です。
肺は、鼻やのど、気管支などとつながっているので、乾燥による呼吸器系の不調に注意が必要です。
乾燥した空気は、鼻や口から肺に入り込みます。肺の潤いがなくなると、鼻が渇いたり、のどが痛くなったり、咳が出たりと、呼吸器系にトラブルが起こりやすくなります。
また、漢方では、肺は体の表面に潤いを与えるはたらきをしたり、大腸とも関係が深いとされています。そのため、肺のはたらきが弱ると、肌が乾燥したり、便も乾燥して便秘がちになるといった不調も招くと考えられます。不調のサインを見逃さないようにしましょう。